ビターオレンジハイボール

少しずつ街の風も冷たくなってきました。
昼間はまだ温かさを感じれることもありますが、朝や夜はかなり冷えます。
油断して寝ると風邪を引きそうなほどに。
寒いのがとても苦手なので冬はあまり好きではないのですが、鍋が美味しく感じたり熱燗が飲みたくなったりと良いところもあるなと思っています。
そして冬は柑橘類の季節でもあります。
柑橘類好きの僕としてはこれも冬の嬉しいところの1つ。
今回の季節のフルーツハイボールは通年で出回っているものではありますが、オレンジを使用したもの。
秋冬っぽく少しビターなテイストに仕上げております。

世界中で大人気の果物、オレンジ!

柑橘類の代表的存在でもあるオレンジ。
食べるだけでなくオレンジジュースにして飲むことも多く、知らない人はまずいないはず。
なんなら嫌いな人がいないのでは?
スーパーであれば基本的に年中販売しているうえに、お値段もお財布に優しめの果物。
食べる際も皮を取り除く程度でさほど手間がかからず、気軽に口にすることができます。
子供から大人、そして男女問わずに人気のある果物の1つではないでしょうか。
これは柑橘類全般で言えることですが、味も適度な甘みと酸味が美味しく、食べ終わったときに口の中がスッキリとします。
また主に皮の部分ではありますが、香りも温かみのある優しさがありつつフレッシュで心地よく、部屋に広がっても気分が良いものです。
オレンジジュースはソフトドリンクとして飲むだけでなく、カクテルの材料にもよく使われお酒との相性も十分。
万能すぎる果物、オレンジ。
もはや神の領域。

ビターなテイストに仕上げたとは?

ビター=苦味
どこからその苦味を加えているかというと、1つはオレンジの皮。
カットしたオレンジをそのまま使用しているので、果汁を絞り出す作業をします。
その際にペストルで果肉だけでなく皮ごと潰す。
皮に含まれている苦味成分も抽出することで、ビターオレンジハイボールに苦味が少し加わります。
逆に苦味を加えたくない場合は、皮は潰さないようにして作り上げる。
ちょっとした違いで味の着地は異なってきます。

苦味はオレンジの皮からだけではなく、もう1つは薬草系リキュール。
薬草系リキュールというのはハーブ類を材料に使用したお酒ということです。
どちらかというと健康に効きそうな薬用酒として造られていたのですが、普通に飲んでみても美味しいということで一般に広がっています。
日本での注目度はまだまだではありますが、カンパリやイエガーマイスターなど聞いたことはありませんでしょうか?
苦味もありますが甘みも強く、また香りが独特。
飲んでみるとけっこー面白いですよ。
こういった薬草系リキュールを少し加えてあとはバランスを整えると、ビターオレンジハイボールの完成。

秋冬らしい味だけでなく、栄養も摂取できるのではという期待感!
オレンジのビタミンも必要な栄養素ですからね、風邪を引かないためにも。