「白州」簡単には手に入らない、世界に誇る日本のウイスキー②

ウイスキーやハイボールを普段飲まないけれど、その文字を見たことがある名前を聞いたことがある、という方はけっこーいらっしゃるのではないでしょうか。
「白州」は日本を代表するウイスキーの1つ。
とても人気がありますが、意外と多いのが読み方がわからないパターン。
「はくしゅう」です。
人物の名字でも使用されることがあり、その感覚で「しらす」と読んでしまいがちなのですがウイスキーは「はくしゅう」です。
今この白州が簡単には飲むことができなくなってしまいました。
街中にある酒屋などウイスキーを扱っているお店、そこに行ってみても白州が見当たりません。
お店にないのであれば通販で購入できるかなとネット検索してみると、お店で販売されている値段よりもかなり高い金額で転売がされていたり。
この状態がしばらく続いていて、まだ今後も白州を手に入れることは難しそうです。
なぜ、このように簡単には手に入らないウイスキーになってしまったのでしょうか。

ハイボールブームが引き起こした白州の品薄

前回のブログで紹介した山崎と同じく、大きなきっかけの1つとして、ハイボールの人気上昇があります。
飲み会で居酒屋に行ったとき、飲み物は何を頼みますか?
最初はビールという方が今でも多いでしょうか。
しかし以前よりも「最初はビール」という雰囲気も変わってきています。
好きな物を飲めば良いという考えが広まりつつあり、頼むものも多種多様に。
その中でも人気のある1つはハイボールといって過言はないでしょう。
なぜハイボールが選ばれるかという点で、健康志向でビールのプリン体を気にしてハイボールという方もいますし、そもそも今まで飲んでこなかったけど美味しいじゃないかと気付いた方も。
居酒屋でハイボールが安く飲めるお店が多いのもその理由の1つでしょう。
それにしてもこの人気上昇は急激でした。
これはサントリー角のCMが火付け役と言われています。
さらに朝ドラマで「マッサン」が放映され、勢いが止まらぬ状態に。
この盛り上がりはウイスキーを生産してる側の想定を上回ったようで、どんどん伸びる販売量に対して生産していたウイスキーの量が足りなくなってきてしまいました。
足りないのであれば作る量を増やせば良いじゃないか、と思いますよね?
しかしそこには問題点があります。
白州やサントリー角などなど、ウイスキーは生産するのに年数を必要とします。
「10年」とか「12年」とかウイスキーに年数が表示されていることに見覚えはないでしょうか?
この年数は「樽に寝かせている年数」が表示されていて、ウイスキー造りには欠かせない期間です。
全てのウイスキーに年数が表示されている訳ではありませんが、表示されていないものも樽で寝かせている期間が存在します。
つまり、生産する量を増やしたとしてもこの寝かせている期間が存在することで、ウイスキーが売れたからといって急に販売量を増やしても限界があるのです。
今後もハイボールの人気は続いていくと思われるので、何年か経ったのちにはまた気軽に飲めるようになれば良いなと思います。

受賞を重ねる、海外でも人気の白州

手に入らなくなった理由は、ハイボールの人気上昇だけではありません。
白州は日本を代表するウイスキーの1つであり、人気は世界に広がっています。
そもそもなぜ日本を代表する存在となったのか。
それは、世界各地で開催されているウイスキーのコンテスト、そこで白州が受賞を重ねてきたからです。
日本には白州という素晴らしいウイスキーがあることが世界に知られ、そして認められたのです。
その結果、海外のウイスキーファンからも注目が集まり、白州を手に入れたい飲んでみたいという方たちが増えています。
国内ではすでにハイボールの人気上昇があり、それと共に海外からの人気も上昇。
これら2つの影響はとても大きく、在庫不足へとつながっていきました。
このような状況になると、また異なる発想も生まれます。
「買えるうちに買っておこう」という心理。
不思議ですよね、なくなっちゃうと思うと今まで以上に欲しくなるあの気持ちって。
僕も個人用で購入しようとしましたが、時すでに遅し。
その時期は、海外から日本に来て店舗で白州を見つけたらとにかく買っておく、という方もけっこーいたという話を聞きました。

ところで白州ってどんなウイスキーなの?

白州はサントリーのウイスキー。
日本国内にウイスキーを製造するための蒸留所があり、その場所は山梨県。
北杜市(ほくとし)にあり、山梨県の甲府と長野県の諏訪湖の間らへんにあります。
近隣の環境から「森の蒸留所」とも表現され、一度は行ってみたい蒸留所の1つです。
蒸留所は1973年に完成。
山崎蒸留所が操業を開始してから50年後のことでした。
意外なのは山崎とも同じく、白州もまだ半世紀も経っていないことです。
歴史的に深いとはまだ言えないかもしれない白州ですが、すでに多数のコンテンストで受賞を重ね、日本を代表するシングルモルトウイスキーに。
日本に生まれ、ウイスキーに興味を持ったのであれば、外すことができない白州。
一度はぜひ飲んで頂きたいです。

五反田で白州は飲める?

一時期はチェーン店でも飲むことができた白州ですが、最近は見かけることが少なくなりました。
今はお店でも店舗を選ばないと飲めない状況です。
五反田という街の単位では白州を飲めるお店がどの程度あるのでしょうか。
バーレイビレッジではかろうじて仕入れさせてもらえています。
白州、シングルで900円。
こういう状況下というのを考えると安過ぎるとも思えますが、これからウイスキーに興味を持っていろいろ飲んでみたいという方たちのためにも、気軽に入門できる値段で。
とはいえ、もし売り切れてしまったときはすいません。